説明
◆ロット詳細(Lot Details)
ロット:GA-2025-100 LIMITED RESERVE A
品種:PARAISO MG2(パライーゾ)
プロセス:Slow Fermentation at Low Temperature(低温スローファーメンテーション)
精製方法:Natural – Intermitent Drying(ナチュラル間欠乾燥)
スクリーンサイズ:15up
水分値:10.9
入港:2026/0
◆LIMITED RESERVE

LIMITED RESERVEロットは、Gabriel氏が品質向上を追求し、最も手間をかけて仕上げた特別なロットです。
豆にストレスを与えないよう、収穫から最終乾燥に至るまで、氏が持つすべての技術を駆使して丁寧に仕上げられています。
各工程に多くの手間と時間を要するため、生産量はごくわずかに限られます。
毎年、日本向けにこのような特別なロットをプロデュースしていただけることを、私たちも大きな楽しみにしています。
◆PARAISO MG2(パライーゾ)

・ 力強い樹勢と優れた耐病性、そして安定した結実力を兼ね備え、標高の高い土地でその真価を発揮します。
・ 楽園”を意味するパライーゾ、正式名Paraíso MG2)は、ブラジルの研究機関EPAMIGで生まれたカトゥアイ種とムンドノーボ種の交配による新世代アラビカ。
・ 最大の味わいの特徴は、「シトリックでブライトな酸」と、それを支える「極めて高いクリーミーな甘み」。
・ 安定した収量と耐病性を備え、標高900〜1,200mの高地でそのポテンシャルを発揮します。
・ 様々な発酵プロセスへの適応力が非常に高く、生産者の狙い通りのフレーバープロファイルを見事に表現します。 この品種は、テロワールとプロセスの個性を最大限に引き出し、カッパーを唸らせる複雑性とクリーンカップを両立させる、稀有な素材です。
◆Selective Hand Pick(セレクティブ・ハンドピック)

グアリロバ農園では、高性能な機械収穫(Mechanical Harvesting)を導入し、熟度の高いチェリーを中心に丁寧に摘み取ります。高精度な機械と熟練の管理によって、糖度24.0ブリックス以上の完熟果実を効率よく収穫。これにより、果実本来の甘みが際立ち、風味豊かでクリーンな味わいを実現しています。機械化と品質へのこだわりを両立させた、グアリロバならではの精密な収穫技術です。
◆Double Anaerobic Fermentation(二段階の嫌気性発酵)

① チェリーは水と微生物スターター液とともにバイオリアクターで24時間発酵。酸素を注入して特定の微生
・ 15℃の一定温度で約20日間という、極めて繊細な低温長時間発酵を採用。
・ 発酵には牛乳用のステンレスタンクを使用し、内部温度を安定的に保つことで発酵の進行を精密にコントロール。もはや「発酵」というより「醸造(ブリューイング)」に近い思想で、「短時間で処理する」のではなく「時間をかけて豆の個性を創造する」というGabriel氏の新たな挑戦です。
・ 時間をかけて穏やかに進む発酵により、微生物が糖分や有機酸をゆっくりと変化させ、クリーンで透明感のある甘みと、華やかで立体的な香りが生まれます。
◆Slow Shade Dry(スロー・シェイド・ドライ)

時間をかけるのは、乾燥を急がず、コーヒーが本来持つ品質と風味を最大限に引き出すため。
Intermittent Dryingは、乾燥と休止を計画的に繰り返しながら、コーヒー豆の水分を段階的に調整する乾燥プロセスです。
一般的な連続乾燥とは異なり、乾燥の途中に意図的な休止時間を設けることで、豆の表面と内部に生じる水分の差を緩和し、より均一で穏やかな乾燥を目指します。
コーヒーの乾燥は、単に水分を取り除く作業ではありません。乾燥中の温度や水分変化は、豆の細胞構造や、焙煎後の香り・味わいを形成する糖類、有機酸、アミノ酸などの成分にも影響します。
そのため、乾燥速度だけを優先すると、過度な熱負荷や急激な水分変化によって品質を損なう可能性があります。
Intermittent Dryingは、あえて乾燥を止める時間を設けることで、こうした負荷をコントロールし、繊細な香味特性を守ろうとする技術です。
適切な管理によって、フルーティーな香り、明瞭な酸質、心地よい甘さといった、コーヒー本来の個性を損なわず、クリーンでバランスの良いカップ品質へとつなげることが期待されています。
◆精選・選別・水分値調整(Processing, Sorting & Moisture Control)

徹底した品質管理と一貫したカップクオリティを実現する最終工程。
物理的な選別工程では、比重選別・スクリーン選別・光学式選別を順に行い、不純物や欠点豆を除去。
その後、最終水分調整工程にて、倉庫内で一定期間安定化させながら含水率を目標値の10.5%に精密調整します。
この徹底した工程管理により、カップの透明感と一貫性が高く保たれ、グアリロバ農園のコーヒーが持つ
明瞭な風味と安定した品質が確実に実現されます。
すべての精選・選別・乾燥工程を終えた後、グアリロバ農園ではカップクオリティ検査を実施します。
Q-Graderによるカッピングを通して、香り、酸味、甘み、ボディ、後味といった複数の指標を評価。
ロット全体の一貫性や、品種固有のフレーバープロファイルが正確に再現されているかを確認します。
◆認証(Certification)
グアリロバ農園は、環境保護・地域社会支援・持続可能な農業における取り組みが高く評価されている優秀な農園です。
主な認証は以下のとおりです:
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Rainforest Alliance / UTZ 認証(2011 年取得、毎年更新)
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Certifica Minas Café(ミナス州政府認証プログラム)
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Carbon Negative(GRON, 2022 年取得、毎年更新)

グアリロバ農園の品質は国内外で高く評価されており、Cup of Excellence(COE)2016 Brazil Naturalsで見事1位を受賞。2018年には、Brazil Pulped Naturalsで8位、2019年のCOEではNational Winnerを受賞など、数々の国際的なコンペティションでその品質が認められています。

◆グアリロバ農園歴史・データ
19世紀創業のグアリロバ農園は、5代にわたり受け継がれる名門農園。ミナスジェライス州カンポ・ダス・ベルテンテス地区(GI認定産地)で、伝統と革新を融合させたスペシャルティコーヒー生産を行う。カーボニック・マセレーションやアナエロビックなど先進的発酵技術を導入し、テロワールを生かした高品質なコーヒーを世界へ届けている。
