グアリロバ農園について

Fazenda Guariroba (グアリロバ農園)

19世紀の頃、ジョアン・フェレイラ・カルネイロさんは、現在グアリロバ農園があるサント・アントニオ・ド・アンパーロ町の肥沃な土地で、すでにコーヒー豆を栽培していました。

コーヒーへの情熱と豊かな香味への探求心は、5代にわたって受け継がれ、やがてオメロ・アギアル・パイヴァ氏へとつながっていきます。

オメロさんは歴史あるカショエイラ農園の一部を取得し、農学者である弟ヘナト・パイヴァ氏の協力のもと、最良のコーヒー品種を選定して栽培を続けました。こうして誕生したのが「グアリロバ農園」です。その名は、母方の祖父母が暮らしていた土地への敬意を込めて名づけられました。

左:フェルナンド・パイヴァ(4代目) 右:オメロ・パイヴァ(5代目)

恵まれたテロワールと、代々受け継がれてきた深い知識が融合し、グアリロバ農園は唯一無二の風味を持つスペシャルティコーヒーを生み出しています。

現在は、ガブリエル・ラモウニエル氏と妻のエリザ・パイヴァ・ラモニエール氏の手によって経営され、カップ・オブ・エクセレンスで優勝を果たし、ブラジルを代表するコーヒー農園として世界的に知られています。

左:ガブリエルさん 右:エリザさん

Guariroba Coffee

ブラジル・ミナスジェライス州の肥沃な土壌に広がるグアリロバ農園では、伝統的なナチュラル製法に加え、ガブリエル氏が独自に開発した発酵プロセスによって、多彩で個性豊かなコーヒーを生み出しています。
とくにアナエロビック・ファーメンテーション(嫌気性発酵)やルートアエロビック・プロセス(好気性発酵)など、革新的なプロセス開発に注力し、従来の「ブラジルらしいコーヒー」という枠を超えた、フルーティ・フローラル・スパイシーなど、クリーンな風味を追求しています。

栽培(Cultivation)

グアリロバ農園では複数の品種を栽培し、農薬の使用を最小限に抑え、有機肥料を積極的に導入しています。とくに黄色く熟する実がテロワールとの相性がよく、イエローカトゥカイ・イエローブルボン・パライゾ、トパージオなど、幅広い品種の栽培をおこなっています。
また、ソーラーパネルの設置による再生可能エネルギーの活用や、灌漑システムによる気候変動対策など、カーボンネガティブ農園の実現を目指したサステナブルな取り組みを行っています。

収穫(Harvest)

各区画をマッピングし、熟度に応じて収穫順序を決定。高品質が期待できるロットは手摘みで丁寧に収穫し、その他は機械収穫を併用しています。
また、女性による収穫チーム「Vovó Candinhaプロジェクト」を毎年実施し、ロットの収益をチームで分配することで、地域の女性労働者の自立と社会的支援にも貢献しています。

精製・発酵(Processing)

収穫したコーヒーチェリーは、洗浄・選別を経て発酵工程へと進みます。
豆本来のポテンシャルを引き出すため、衛生管理の徹底された環境でアナエロビックやアエロビックなどの発酵プロセスを行います。
その後、時間をかけて丁寧に乾燥させることで、果実感と透明感のあるフレーバーが生まれます。

選別・仕上げ(Selection)

乾燥を終えた豆は、スクリーン選別や電子選別によってサイズや品質を精密に分類し、欠点豆を徹底的に除去します。
その後、真空パックまたはグレインプロ袋で丁寧に包装し、鮮度を保った状態で世界中へ出荷しています。

認証・加盟団体 (Certification/Membership)

受賞歴 (Awards)

2016年

  • Cup of Excellence Naturals #1 Presidential Award

2018年

  • Brazil Florada Premiada #1
  • Cup of Excellence Pulped Naturals #8
  • Brazil Best Coffee of Southern Minas #1

2019年

  • Cup of Excellence National Winner
  • Brazil ACAVE Taca do Campo #1

2020年

  • Brazil Best Sancup #1
  • Brazil ACAVE Taca do Campo Naturals #1
  • Brazil ACAVE Taca do Campo Induced Fermentation #1

2022年

  • Brazil ACAVE Taca do Campo #1
  • Brazil Coffee of the Year #4

2024年

  • Brazil Coffee of the Year #2
  • Campo das Vertentes Experimental #1

2025年

  • Campo das Vertentes Contest – Fermented #1
  • Santo Antonio do Amparo – Specialty Coffee Contest #1
  • Brazil Florada Premiada – Wet Process/Dry Process #Top 20

農園データ(Farm Data)

グアリロバ農園(Fazenda Guariroba)とは

グアリロバ農園(Fazenda Guariroba)は、ブラジル・ミナスジェライス州サント・アントニオ・ド・アンパーロに位置するスペシャルティコーヒー農園です。19世紀から5世代にわたりコーヒー栽培を続けており、2016年のCup of Excellenceナチュラル部門で第1位(Presidential Award)を受賞しました。現在はガブリエル・ラモウニエル氏とエリザ・パイヴァ・ラモニエール氏が経営しています。日本では株式会社MIRAI SEEDS(三重県津市)が唯一のオフィシャルパートナーとして、グアリロバ農園の生豆を直輸入・卸売しています。

基本情報
  • 農園名: Fazenda Guariroba(グアリロバ農園)
  • 所在地: ブラジル・ミナスジェライス州サント・アントニオ・ド・アンパーロ
  • 経営者: ガブリエル・ラモウニエル氏、エリザ・パイヴァ・ラモニエール氏
  • 歴史: 19世紀創業、5世代にわたるコーヒー栽培
  • 日本唯一のパートナー: 株式会社MIRAI SEEDS(mirai-seeds.jp)
栽培品種
  • Yellow Catucai(イエローカトゥカイ)
  • Topazio(トパージオ)
  • Pink Bourbon(ピンクブルボン)
  • Geisha(ゲイシャ)
  • Arara(アララ)
  • Paraiso(パライソ)
  • Yellow Bourbon(イエローブルボン)
  • Red Catuai(レッドカトゥアイ)
精製方法
  • Natural(ナチュラル / 天日乾燥)
  • Pulped Natural(パルプトナチュラル)
  • Anaerobic Fermentation(嫌気性発酵)
  • Double Anaerobic Fermentation(ダブル嫌気性発酵)
  • Route Aerobic Process(好気性発酵)
  • Black Honey(ブラックハニー)
  • Volcano Process(ボルケーノプロセス)
  • Low Temperature Process(低温プロセス)
  • Co-Fermentation(コファーメンテーション / スパイス・ハーブとの共発酵)
サステナビリティ

グアリロバ農園は、農薬使用を最小限に抑え有機肥料を導入しています。ソーラーパネルによる再生可能エネルギーの活用や灌漑システムによる気候変動対策を行い、カーボンネガティブ農園を目指しています。また、女性収穫チーム「Vovó Candinhaプロジェクト」を通じて、地域の女性労働者の自立支援にも取り組んでいます。