説明
◆ロット詳細(Lot Details)
ロット:GA-2025-08 COTTON CANDY(コットンキャンディ)
品種:YELLOW BOURBON(イエローブルボン)
プロセス:Slow Fermentation at Low Temperature(低温スローファーメンテーション)
精製方法:Natural – Intermitent Drying(ナチュラル・間欠乾燥)
スクリーンサイズ:15u
水分値:10.9
入港:2026/0
◆COTTON CANDY

COTTON CANDY ロットはリミテッドリザーブシリーズと同様、Gabriel氏が品質向上を追求し、最も手間をかけて仕上げた特別なロットです。
豆にストレスを与えないよう、収穫から最終乾燥に至るまで、氏が持つすべての技術を駆使して丁寧に仕上げられています。
各工程に多くの手間と時間を要するため、生産量はごくわずかに限られます。
毎年、日本向けにこのような特別なロットをプロデュースしていただけることを、私たちも大きな楽しみにしています。
◆YELLOW BOURBON(イエローブルボン)

・ イエローブルボンの起源は、1930年代のブラジル・サンパウロ州で赤いブルボンから生じた自然突然変異、あるいは黄色果実を持つ在来系統との自然交雑によって誕生したと考えられるという複数の仮説に基づく。
・ コーヒーノキとしては中〜高木性で樹勢が強く、果実の成熟が早く糖度が高い一方で収量は中程度で病害に弱く、標高900〜1,300mで特に品質が安定するという特徴を持つ。
・ 味わいは蜂蜜やキャラメルのような明るい甘さと黄桃やパイナップルを思わせるジューシーな酸、シルキーで丸みのある質感が際立ち、精製方法によってトロピカルな甘さや透明感のあるキャラメル感など多様な表情を見せる。
◆Selective Hand Pick(セレクティブ・ハンドピック)

・ この手法によって、糖度の高い果実を効率よく収穫できるため、結果として、より甘みが際立ち、豊かな風味を持つコーヒーが生まれます。
・ コーヒーの品質を左右する重要な工程のひとつであるチェリーの選別では、完熟した実だけを見極めて手摘みするために、わずかな色の違いを見分ける繊細な感覚が求められます。
・ グアリロバ農園では、色彩識別に優れた女性チームがこの工程を担当しています。彼女たちの確かな目と感性が、一粒一粒の品質を見極め、香り高く味わい深いコーヒーづくりを支えています。
◆Double Anaerobic Fermentation(二段階の嫌気性発酵)

① チェリーは水と微生物スターター液とともにバイオリアクターで24時間発酵。酸素を注入して特定の微生
・ 15℃の一定温度で約20日間という、極めて繊細な低温長時間発酵を採用。
・ 発酵には牛乳用のステンレスタンクを使用し、内部温度を安定的に保つことで発酵の進行を精密にコントロール。もはや「発酵」というより「醸造(ブリューイング)」に近い思想で、「短時間で処理する」のではなく「時間をかけて豆の個性を創造する」というGabriel氏の新たな挑戦です。
・ 時間をかけて穏やかに進む発酵により、微生物が糖分や有機酸をゆっくりと変化させ、クリーンで透明感のある甘みと、華やかで立体的な香りが生まれます。
◆Slow Shade Dry(スロー・シェイド・ドライ)
陰干しでじっくりと乾燥させる、時間が育む芳醇な香味。
収穫したコーヒーチェリーは、アフリカンベッド・ 収穫したコーヒー豆はアフリカンベッドに一層に広げ、約40日かけて陰干しでじっくりと乾燥させます。
・ 直射日光を避け、時間をかけてゆっくり乾燥させることで、急激な乾燥による豆へのストレスやダメージを防ぎ、内部の水分を均一に抜くことができます。
・ 丁寧な乾燥工程を経ることで、発酵の過程で生まれた複雑な香味成分が豆の内部までしっかりと浸透し、トロピカルフルーツやハニー、ワインを思わせる芳醇な香りが際立ちます。
・ この方法により、コーヒー豆本来の豊かな甘みや良質な酸、複雑なフレーバーが最大限に引き出され、透明感のあるクリーンな味わいに仕上がります。
・ 透明感のあるクリーンな味わいに、まろやかな酸味、深みのある甘み、そしてしっかりとしたボディが調和した、奥行きのあるカップが完成します。
◆精選・選別・水分値調整(Processing, Sorting & Moisture Control)

徹底した品質管理と一貫したカップクオリティを実現する最終工程。
物理的な選別工程では、比重選別・スクリーン選別・光学式選別を順に行い、不純物や欠点豆を除去。
その後、最終水分調整工程にて、倉庫内で一定期間安定化させながら含水率を目標値の10.5%に精密調整します。
この徹底した工程管理により、カップの透明感と一貫性が高く保たれ、グアリロバ農園のコーヒーが持つ
明瞭な風味と安定した品質が確実に実現されます。
すべての精選・選別・乾燥工程を終えた後、グアリロバ農園ではカップクオリティ検査を実施します。
Q-Graderによるカッピングを通して、香り、酸味、甘み、ボディ、後味といった複数の指標を評価。
ロット全体の一貫性や、品種固有のフレーバープロファイルが正確に再現されているかを確認します。
◆認証(Certification)
グアリロバ農園は、環境保護・地域社会支援・持続可能な農業における取り組みが高く評価されている優秀な農園です。
主な認証は以下のとおりです:
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Rainforest Alliance / UTZ 認証(2011 年取得、毎年更新)
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Certifica Minas Café(ミナス州政府認証プログラム)
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Carbon Negative(GRON, 2022 年取得、毎年更新)

グアリロバ農園の品質は国内外で高く評価されており、Cup of Excellence(COE)2016 Brazil Naturalsで見事1位を受賞。2018年には、Brazil Pulped Naturalsで8位、2019年のCOEではNational Winnerを受賞など、数々の国際的なコンペティションでその品質が認められています。

◆グアリロバ農園歴史・データ
19世紀創業のグアリロバ農園は、5代にわたり受け継がれる名門農園。ミナスジェライス州カンポ・ダス・ベルテンテス地区(GI認定産地)で、伝統と革新を融合させたスペシャルティコーヒー生産を行う。カーボニック・マセレーションやアナエロビックなど先進的発酵技術を導入し、テロワールを生かした高品質なコーヒーを世界へ届けている。
