説明
◆ロット詳細(Lot Details)
ロット:GA-2025-03 FLORAL
品種:PINK BOURBON(ピンクブルボン)
プロセス:Double Fermentation(ルートアエロビック・好気性発酵24時間+嫌気性発酵24時間)
精製方法:Natural
スクリーンサイズ:15up
水分値:10.9%
入港:2026/03
◆PINK BOURBON(ピンクブルボン)

クリーンで明るい酸、蜂蜜のような甘さ ― トパージオ
ピンク・ブルボンは、ブルボン種から生まれた希少品種で、果実が美しいピンク色に熟します。収量は一般的なブルボンの70〜80%程度と低く、均一な熟度管理が難しいため、栽培には高度な技術と経験を要します。その分、丁寧に管理されたロットは、複雑で繊細な風味を持ち、スペシャルティ市場で高い評価を受けています。希少価値と品質の両立を求めるプロの皆様に最適な品種です。
通常のブルボンより収量が低く、果実の成熟も不均一なため、栽培の難易度が非常に高い品種ですが、その分、得られる味わいは格別。
ジャスミン、ローズ、ハイビスカスといった高貴なフローラル香、レモンピールやピーチを思わせる明るい酸、蜂蜜やキャラメルのようなナチュラルな甘みが特徴です。
◆Selective Hand Pick(セレクティブ・ハンドピック)

完熟果実のみを選び抜く、精緻な手摘み工程。
セレクティブ・ハンドピック方式は、熟度の高いチェリーだけを選別して収穫する伝統的かつ重要な手法です。
この工程により、糖度の高い果実を効率的に収穫できるため、結果として甘みが際立ち、豊かな風味を持つコーヒーが生まれます。
チェリーの選別は、コーヒーの品質を大きく左右する最も繊細なプロセスのひとつです。
完熟果実だけを見極めるためには、色調のわずかな違いを判断する高度な観察眼が求められます。
グアリロバ農園では、この工程を色彩識別に優れた女性チームが担当しています。
彼女たちの確かな目と感性が、一粒一粒のチェリーの熟度を正確に見極め、香り高く、味わい深いコーヒーづくりを支えています。
◆Double Fermentation(好気性発酵+嫌気性発酵)

「ダブル・ファーメンテーション」プロセスは、異なる2種類の発酵環境(好気性・嫌気性)を意図的に組み合わせることで、単一の発酵では到達できない、多層的で立体的なフレーバープロファイルを生み出すことを可能にします。
発酵がもたらす風味の創造
- 一次発酵では、好気性 24時間(Route Aerobic):微生物スターター液と酸素供給により、チェリー内の糖分を分解し、明るくフルーティーな香味を形成。
- 二次発酵(嫌気性アルコール 24時間):果肉除去後に酸素を遮断し、より深みのある酸味と複雑なフルーツ風味を抽出。
- 急冷による安定化:サーマルショック(Thermal Shock)で微生物活動を止め、過発酵を防ぐことで、独自のフルーティーで奥行きある香味を保持。
◆Slow Shade Dry(スロー・シェイド・ドライ)

陰干しでじっくりと乾燥させる、時間が育む芳醇な香味。
収穫したコーヒーチェリーは、アフリカンベッドに一層に広げ、約40日かけて陰干しでじっくりと乾燥させます。
直射日光を避け、時間をかけてゆっくり乾燥させることで、急激な乾燥による豆へのストレスやダメージを防ぎ、内部の水分を均一に除去します。
このスロー・シェイド・ドライ方式によって、発酵過程で生まれた複雑な香味成分が豆の内部までしっかりと浸透し、
トロピカルフルーツやハニー、ワインを思わせる芳醇な香りが際立ちます。
丁寧な乾燥工程を経ることで、コーヒー豆本来の豊かな甘みとまろやかな酸、そして奥行きのあるボディが見事に調和。
その結果、透明感のあるクリーンカップと深みのある甘さが共存する、上質な味わいに仕上がります。
◆精選・選別・水分値調整(Processing, Sorting & Moisture Control)

徹底した品質管理と一貫したカップクオリティを実現する最終工程。
物理的な選別工程では、比重選別・スクリーン選別・光学式選別を順に行い、不純物や欠点豆を除去。
その後、最終水分調整工程にて、倉庫内で一定期間安定化させながら含水率を目標値の10.5%に精密調整します。
この徹底した工程管理により、カップの透明感と一貫性が高く保たれ、グアリロバ農園のコーヒーが持つ
明瞭な風味と安定した品質が確実に実現されます。
すべての精選・選別・乾燥工程を終えた後、グアリロバ農園ではカップクオリティ検査を実施します。
Q-Graderによるカッピングを通して、香り、酸味、甘み、ボディ、後味といった複数の指標を評価。
ロット全体の一貫性や、品種固有のフレーバープロファイルが正確に再現されているかを確認します。
◆認証(Certification)
グアリロバ農園は、環境保護・地域社会支援・持続可能な農業における取り組みが高く評価されている優秀な農園です。
主な認証は以下のとおりです:
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Rainforest Alliance / UTZ 認証(2011 年取得、毎年更新)
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Certifica Minas Café(ミナス州政府認証プログラム)
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Carbon Negative(GRON, 2022 年取得、毎年更新)

グアリロバ農園の品質は国内外で高く評価されており、Cup of Excellence(COE)2016 Brazil Naturalsで見事1位を受賞。2018年には、Brazil Pulped Naturalsで8位、2019年のCOEではNational Winnerを受賞など、数々の国際的なコンペティションでその品質が認められています。

◆グアリロバ農園歴史・データ
19世紀創業のグアリロバ農園は、5代にわたり受け継がれる名門農園。ミナスジェライス州カンポ・ダス・ベルテンテス地区(GI認定産地)で、伝統と革新を融合させたスペシャルティコーヒー生産を行う。カーボニック・マセレーションやアナエロビックなど先進的発酵技術を導入し、テロワールを生かした高品質なコーヒーを世界へ届けている。
